35歳からのほにゃらら

人生尻上がり

10年後

新卒で入社したころ言われていたのは、会計処理の変更で業界自体がなくなる可能性もある、という事。

 

この話は、数年毎に出たり消えたりを繰り返しており、今のところ業界に決定的なダメージを与えているような事はない。ただ、徐々に変化は見え始めている。

 

去年までは会社の業績は悪くなく、むしろ良いほうであった。しかしコロナの影響でご多分に漏れず業績は低迷している。体感的にはリーマンショックの時よりも悪い。

 

リーマン当時は、日本企業の製造業にまだ力があり、海外投資にも期待が持てたという事もあって、先行きはそう悲観的ではなかったと記憶している。

 

今は日本の大企業に勢いが全く感じられず、かといって新しい企業やサービスも出てきてもいない。勤め先は世間の動向にパッシブな業種であり、自力で需要を生み出すのはかなり難しい。冒頭の会計基準の話もあり、この先業界は縮小を免れないだろう。

 

業界内で合併も沢山起こり、リストラも沢山あるだろう。自分も他人ごとではない。

 

ここ最近、クラウドキッチンに興味があり色々調べたり、実際に施設を作ろうと色々動いて見た。マーケティングの為にUberEatsの配達もしてみたりしており、実際にニーズはあると思っている。

 

僕が「デリバリー専門にキッチンだけをを貸し出す」というアイデアを思い付いた時には既に、「クラウドキッチン」という業態が既に世の中にあったのだけど、自分から出てきたアイデアなのでちょっと思い入れがある。会社の将来の不安もあり、自分でビジネスを立ち上げてみるのも面白いなと思っていたのだが、ここにきてちょっと迷っている。

 

クラウドキッチンは冷静に考えると、タダの不動産賃貸業であり、これだけでは事業としてあまり面白そうではない事。加えて、アイデアより資金力がモノを言う為、先行優位性が低いコト。

 

なけなしの軍資金をつぎ込むなら、もちっと工夫が必要な気がしている。

 

てな事をUberEatsの配達しながら考えていた。今日の売上2580円(2時間半)